星と庭

星のメッセージを受け取りながら人生をゆたかに紡ぐ。

月とうまく付き合うための指南書「月の教科書」を読みました

月とのうまい付き合い方

 

こんにちは!藤花です。

マドモアゼル愛先生の著書、「月の教科書」を読みました。

 

月と上手に付き合うために

占星術が誤解していたこの星の真相」という副題も、ずっと気になっていた一冊。

 

 

この本の中で「月は自分の本来の目的のために使う惑星ではない」という箇所があります。

月は潜在意識を表すとも言いますがそれがすっと飲み込めた部分でもありました。

 


私たちは自分の五感覚を満たしたら、外側の領域に向けてやるべきことがある。

最初に外へ外へと意識を向けがちだった場合は、自身の内面を満たす必要がある。

 


結果、その方がうまくいく。

外と内、二極をバランスする法則にぴったりと当てはまっていたのです。これは発見でした。

 


月、というのは柔らかく、なんでも吸いつけます。

人気運が関係してくるのも、人の気を吸い付けるから。そして、人気とは安定しないものですよね。

 

 

欠けたり満ちたり移ろいやすい月を、安定しない業種、流行次第で不安定なもの、な増えたり減ったりするものになぞらえているのです。

水もの、なんて呼ばれたりもします。

 


だから、ゲットした!と思ってもすぐに手のひらからこぼれ落ちてしまう。水は、どうしたって「つかめない」から。

そういったことからも、移ろいやすいやすい月に意志の強さが必要になる人生の目的を重ねることは、危険なのかもしれません。

 


では、こんなにも儚(はかな)い、おぼろげな月は何のためにあるのでしょうか?

 


月の役割を知り、そこから得られることとは?


月というのは、移ろいやすい自分の特質の一部を表しているのだとか。だとすれば、それをただ眺めては「凪の心の面持ちでしっかり見届ける」ための装置なのでは?思いました。

 

 

どんなに盛りあがろうが、急降下して下火になろうが、ただ、静観する心。それができる心、それそのものを養うための装置が月ではないか?と感じました。

 


月の特性が現れる月星座が織りなす現実に立ち会う時は、癒しとして受け取り、満たされ、時にはあきらめて手放します。

 


寄せては返す波のように。大きく花を咲かせたと思った矢先に枯れ果てて衰える。その様をただ、見つめる。その繰り返しをただただ受け入れる、という対応を、余儀なくされるわけです。

 


そんなものを目の当たりにすれば、心穏やかなままではいられないのが人の常。それでも、月が持ち込む不安定な現実は続きます。

 


ただ、それにどう対応するかは自由意志にゆだねられているはずなんですよね。

 


おびえてもいい。大騒ぎしてもいいんです。

でも、だからこそ、心を落ち着けて静観するということもあえて選んでみる。

 

 

そうして、太陽に託した目的があり、意志を強く持っていることを思い出せたら、混乱せず、ドラマティックになりすぎないですみます。

 

 

例えば、牡羊座の月がもたらす熱意や哲学があるなら、それらがあっけなく消えていくのをただ、見届ける。

牡牛座の月がもたらす手に入れたモノが奪われたり壊れたりしていく現実があるなら、ただ、それを見守る。

蟹座の月はがつくる仲間意識が、たとえかりそめのものだとしても、それを感じきる。

乙女座の月がつくる、分析、分類しなければという行為に気づいたら、その現実をただ、眺める。

水瓶座の月は、世界を俯瞰ししたい、把握したい、そうありたいと願う自分をただ、知る。

などです。

 


そういう自分、「そういう自分でありたい」ともがくのを、ただただ、眺めるという心境。

これはこの本を読んで感じたことにすぎないんですが、やってみると本当にキツいんですよね。

 

 

でも、すごく心の強さが底上げされるのを感じます。

本を読み、実際に体感した感覚ですが、かなり楽になりました。

 

 

本書のなかで、愛先生は「月は悪者ではないよ」とおっしゃっています。

 

 

世界各国でも、月と太陽

自然界の代表的な神様として扱われることが多い。そして、昔からたくさんの神話の題材になり、親しみをこめて語り継がれています。

 

 

占星術でも光を放つ天体として「ライツ」と呼ばれ、ホロスコープで見る時は天体としての役割以外にも「灯火」として、人々の足元を照らし行先を安全に見守る、そんな存在とも言われています。

 

 

灯火(ともしび)のようなあたたかさと、人としての成長に必要な効果効能をあわせ持つ天体が二つ。

太陽を生きよ、といわれますが、月をないがしろにしていい、というわけではないようです。

 

 

かなり前のこと、母に月の満ち欠けカレンダーをプレゼントしたことがありました。

その時、母から「あんまり月って眺めたらいけないと言われてたけど・・・」との一言があり、ずっとなんのことだろうとひっかかっていたんですね〜

当時は天文も占星術もくわしくなかったので。

 

 

その後調べていくと、日本での月の立ち位置について、特殊な事情があることがわかりました。(この話はまた後日。)

 

 

奥深く、避けがたい。でも、私たちの生活に離れることは決してない月という存在。

ミステリアスで魅力的!と言われるゆえんです。ですが、その姿形やステレオタイプなイメージだけを取り上げて簡単に語り切ることはできません。

 

 

月が気になったら、是非一度、ホロスコープで月星座を出してみてください。そして、マドモアゼル愛先生の「月の教科書」を読んでみてくださいね。

きっとあなたの生活を後押ししてくれる、応援の言葉がみつかります!

 

 

今日も素敵な一日になりますように。