12ハウスで一生が終わり、1ハウスは誕生のハウスと言われています。
なので、1ハウスで肉体を得る、と考えるとほんとうに、この地上でのベースは肉体ありきということがわかってくると思います。
でもね、そうは言ってもね、生きるためには食べなきゃいけないし、勉強しなきゃならないし、恋愛や好きなことで楽しみたいし、遠くへ行きたくなることもある。仕事もしなきゃね、ということで。人生にはさまざまなステージが待ち構えている。
食べなきゃ→ 2ハウス(たっぷり貯蔵があるほどいい)
勉強しなきゃ→ 3ハウス
恋愛や好きなこと→ 5ハウス
遠くへ行きたくなることもある→ 9ハウス
というふうに、占星術で出せる出生ホロスコープを見ると、いろんなことがわかる。
そうはいっても、1ハウス。1ハウスは全てのスタートラインであり、ここをメンテしないと後々、ほころびになりかねない。人生に身動きがとれなくなってしまうハウスでもある。
ここは肉体を表すハウスだから。アセンダントとして、直接カラダを意味するところだからと思います。
1ハウスのアセンダント(東の地平線)で、肉体を得る。そして、2ハウスに進む。2ハウスで補給して、3ハウスは人と接すること、学ぶこと。すくすく育つこと。家庭の中で安心して眠り、落ち着ける4ハウスを得る。そうして、満足すること、愛すること、好きなことを5ハウスで行う。6ハウスで諸問題をやっつけていく。他所からやってきた問題、例えばウィルスを退治するための習慣としてうがい手洗いをする、きれいな歯を保ち虫歯にならないようにする、などなど。掃除を手っ取り早く、とかもここ。清潔にすることは病気や不運を遠ざけます。7ハウスで対外的な「誰か」とのパートナーシップに励みます。深いつながり。好きな人も、嫌いな人も。敵も味方もここです。8ハウスはその「誰か」の持ち物を指します。「誰か」を育んでくれていたモノは全てここ。9ハウスは社会的学問、開かれた学びなど。10ハウスでやっと仕事です。目立った場所で動かしたいこと、使命など。11ハウスは外に飛び出した自分が愛される輪の中で振る舞うこと。誇りを持って愛を受け取ろう。12ハウスは自分の問題。自分から関わりたいと思えるような問題です。ここに辿り着くまでに、どれほどの人間力を培うかで扱うテーマが変わってきます。12ハウス、深いです。
__と言うように進んでいきます。長い。しかし、一気に1〜12ハウスまでをダーーーっと駆け抜ける必要は一切なくて、一つ進み、一つ戻り、というように確かめながら足場をかてめつつやっていくのもありだと思うの。
石橋を叩きながら渡りたい性分というのもあるでしょう。
ダーーーー!っと行きたい派も、石橋を叩きながら渡りたい派も、アセンダント肉体を思い出すためにいつでも、気軽に1ハウスに戻ることを欠かさなければいいと思う。
どんなにあれがしたい、これがしたい、という思いがあったって、私たちはこの肉体ある限りの地上の存在です。メンテ、大事。。年を重ねるほどに痛感する真実です。
いちいち振り返ることこそが、人生、始まりの1ハウスを強化することがスムーズにいくコツというわけ。
ホロスコープ便利やな。
1つ、ハウスを進めるためには肉体や顔、カラダのメンテナンスをしていくつもりでいるくらいがちょうどいいのです。無理しがち、無茶しがちな私たち日本人にとっては、うってつけのやり方だと思うのですが、いかがでしょう?
どのハウスを起点にしたとしても、例えば2ハウス分を進むためには才能や補給(備蓄、お金、食べ物)を強化し、3ハウス分進むためには学びの強化が必要になります。
ただ、どんなふうに進んだとしても、基盤は肉体のメンテナンスです。それゆえに社会性に映すための鏡、すなわち「顔」をも磨いていくことも大切になります。
社会へ映しだす顔は、アバターを育てることも含みます。ネットワークで仕事が回せるようになった昨今では、人によってはアバターを重視することもあります。バランスは人それぞれ。いつでもカラダメンテと一緒に無理なくできるよう、手入れ、テコ入れしていきましょう。